社会保障審議会 介護給付費分科会 第155回(代表稲葉出席)(2017-12-27)

 平成30年の介護報酬改定に向けて介護給付費分科会が随時行われています。弊社の社員も関連のある議題の会議を傍聴しています。


 議題「平成30年度介護報酬改定にむけて(訪問介護②、定期巡回、随時対応型訪問看護訪問介護②、審議報告のとりまとめに向けて)」を傍聴した社員より

 介護・医療に携わる関係各種の団体の代表、都道府県や市町村の代表、大学教授、さらに認知症の方の家族の代表等の委員により意見が出されました。
 今回の改定では、①地域包括ケアシステムの推進、②自立支援、重度化防止に資する質の高い介護サービスの実現、③多様な人材の確保と生産性の向上、④介護サービスの適正化・重点化に通じた制度の安定性、持続可能性の確保の4つを柱に、団塊の世代が75歳以上になる2025年に向けて、国民一人一人が状態に応じたサービスを受けられるような内容に向けて審議が進められており、そのような中で「利用者の意思」という言葉がよく聞かれました。
 ケアマネジャーとして従事している私は「ケアマネジメントの質の向上と公立中立性の確保」が今回の改定の一部に含まれている点に注目しました。利用者や家族の意思に基づいて、質の高いケアマネジメントが行えるように努めていかなければならないと感じました。また、その他の内容として、今回の改定が介護・医療の報酬の同時改定ということもあり、介護と医療の連携に重点が置かれている点も感じ取れました。