社会保障審議会 介護給付費分科会 第150回(代表稲葉出席)(2017-11-25)

 平成30年の介護報酬改定に向けて介護給付費分科会が随時行われています。弊社の社員も関連のある議題の会議を傍聴しています。


 議題「平成30年度介護報酬改定にむけて(通所介護、療養通所介護、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、訪問看護、看護小規模多機能型居宅介護、居宅療養管理指導)」を傍聴した社員より

 通所介護では自立支援や重度化防止に重点が置かれ、レスパイト(家族における休息)は評価が低く見られているように感じた。しかしながら現実には通所介護で自立支援や重度化防止するための機能訓練を行うには、医師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士等の指導が必要であるためそれを行うことが困難な事業所は数多くある。介護報酬を引き下げると機能訓練を行うことができる事業所ばかりが評価され、できない事業所は経営が立ち行かなくなることも予想される。通所介護は通所リハビリテーションより質が劣っているという考え方が定着してしまうとリハビリの必要がなく、在宅での生活を続けたいという方たちの受け入れ先が減少してしまうのではないかと不安になる。通所介護では、機能訓練向上以外にも評価される面を作ってもらいたい。